夏祭りの醍醐味
数年ぶりのフル開催となった
「祇園祭の後祭り」巡行と「大阪 天神祭」を
今年はしっかり満喫しました
シャーシャーと蝉が絶叫する酷暑の日常が戻ってきた今
カラダ的視点からみて
夏祭りってすごい!と感じたこと
書いておきたくなりました
ひと月前から徐々に高まる
スタジオインナーブレスは大阪天満宮のお膝元
ひと月前から
橋に提灯の棒が縄で括り付けられたり
船渡御の船が準備されたり
少しずつ進む準備の様子に期待が膨らみます
また
京都では祇園祭 巡行の早朝に
まだ人がまばらな街並みでゆっくり鉾を眺め
地元の方のお話しを伺うことができました
それぞれの地域で祭りを支える若い衆たちを
集めるのが毎回骨折りなのだとか
どちらも千年以上も受け継がれてきた壮大なお祭り
いったいどれほどのエネルギーが注がれてきたのでしょう!
はるか昔からのつながりを想像するだけで
何か大きなものに包まれているような
土台の安定、安心感に包まれます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=399x10000:format=jpg/path/s677eea2ff2ecf0eb/image/icc97c26d00cd5052/version/1690764257/image.jpg)
人の力を集めて高めて解き放ち
リアルで会って
「誰かと何かを成し遂げる」
ことに今まで以上に大きな魅力を感じます
人との距離を「ソーシャルディスタンス」などと
過剰に意識するいびつな数年間を過ごしたせいでしょうか
人のエネルギーを感じる夏祭りを
間近で堪能することで
マスクの下に封印していたものが
少しずつ解放されていく気がします
あぁ長かったね、と
「コンチキチン」と鳴り響く祇園祭のお囃子と行列
天神祭の船渡御からは「打ちまーしょ」パンパン!と響く大阪じめと
花火の音
その振動は全身の細胞を覚醒させていくようで・・・
高揚感に身を委ねる心地よさを満喫しました
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=575x10000:format=jpg/path/s677eea2ff2ecf0eb/image/ic8ec542a10fa9813/version/1690765212/image.jpg)
最もエネルギッシュな表現なのかも
疫病退散など人々の深い願いをこめて
様々な時代をこえて受け継がれてきた夏祭り
いよいよこれから夏本番!
一年のうちで交感神経が優位になる夏
副交感神経が優位になる冬同様に
静かに過ごしているばかりでは
内側からみなぎる力は生まれませんね
作る側にも
観る側にも
夏祭りには、ブルンブルンとエンジンふかす振動が
おこるんだなぁと感じます
夏に向かうエンジンふかす夏祭り
テレビやパソコンの画面越しでは得られない
流れる汗と共に カラダに湧きあがる力を実感しました
カラダとココロを共に育んできた日本の文化
祭りはその最もエネルギッシュな表現なのかも!と
日本人の伝統的な世界観である
「ハレとケ」と「祭り」
祭り後は
つながりを確かめた安心感と
区切りがついた清々しさを感じます
全身で堪能するお祭りに
足を運んでみてはいかがでしょうか?