心地よい動きのイメージは?〜
ピラティスのエクササイズをするとき、
機能的な動き方を探る時、
「どれくらいの力でやってますか?」
と聞かれることがあります。
上手にやろうとするとわからなくなり、
頑張ろうとすると力が入る。
そんなこんなで、「心地よい動き」ってどんな感じ?
思いつくまま書いてみました。

しなやかに強いファシア
パフォーマンスで良い動きを探るのは意外と難しい
考えれば考えるほど、
力んだり
煮詰まったり
やり過ぎて痛くなったり・・・
なんてことも起こりがち。
実はね、
「頑張るぞ!」と意識した時
真っ先に活躍するのは、大きくて強い筋肉たちで、(俗に言うアウターマッスル)
動き始めは静かにしててほしい子たちなのです。
だからと言って「頑張らないで!」と言ってもねぇ・・・
そんな時にお手本にしたいのは、
決して力んではいないのに
しなやかで美しいダンサーの動き
力を発揮するアスリートの動き
佇まい(たたずまい)が魅力的な人・・・
体の中心部から全身くまなく張力が続き、
動いても途切れないしなやかさ
部分で動きを捉えたり
つながり途切れたままで動くと
どこかに「無理がある動き」になってしまう
体には
隅々まで弾力性のあるファシア(筋膜)が張り巡らされるように存在します
筋肉の中にも入り込み靭帯も骨も、内臓も・・・
一つの受精卵が分裂することからはじまった
体の隅々までくまなくつなぐファシア
体の内側に広がる世界。
動きへのイメージがちょっぴり変化してきませんか?

心地よい動きの心持ち?
では、どんな心持ちで動けばよいの?
「頑張る!」でもなく、「力を抜く〜」でもなく・・・
体の中に程よい張り感が広がるように
体の反応を面白がって笑顔がこぼれるくらいが
ちょうど良いかな、と思っています。
笑顔も張力感じますものね。
これに正解はありません。
ご自分にとっての心地よいイメージを、ぜひ探ってみてくださいね。
